世之介の生まれから還暦を迎えるまでの色物語。
子供の頃のストーリーは面白く始まるのだが、だんだんと読む方も飽きてくる。色ものに絡めながらも、一応色んなバリエーションがあって、必ずしも成功物語ばかりではなく、お金に苦労したり、実らぬ色もあったり、牢獄に入ったりする。牢を挟んでの何は笑える。
非常に自己評価が高く、お金が伴う際は、そりゃ女郎だけではなく、多くのお供を惹きつける楽しさは持っているのだろう。ハチャメチャでありながら、憎めない。ある意味任侠を彷彿させる初期の寅さんを彷彿させる所がある。
ただ、歴史素人の自分には、たとえ現代語訳でも、出てくる単語や文章の意味を理解できない所が結構あるため、本来の面白みを十分に理解できずに終わってしまった感がある。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年5月8日
- 読了日 : 2016年5月8日
- 本棚登録日 : 2016年5月4日
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