桐野作品を読むと具合が悪くなることもしばしばなんですが、この作品はむしろ切ないし悲しいものでした。
もちろん書いている桐野さんは大人なので実際に高校生がこんな感じなのかどうかはわからないのですが、年齢特有の生きづらさは痛いほど伝わってきました。
ものすごく簡単に書くとある事件に女子高生のグループ4人がかかわっていって、悲劇的な結末の末に残った者が大人になっていくという感じのストーリーです。
桐野作品は読むたびに自分がきちんと理解しているかあまり自信が持てないのですが、これはかなり読みやすい作品だったと思う。
読書状況:読み終わった
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か行
- 感想投稿日 : 2021年5月9日
- 読了日 : 2021年5月9日
- 本棚登録日 : 2021年5月7日
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