ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル (フェニックスシリーズ No. 3)
- パンローリング (2012年8月7日発売)
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感想 : 12件
確かに面白かった。
ナンパバイブルと銘打っているが、元々男として冴えなかった、アイビーリーガーである著者が駆け抜けたナンパコミュニティの狂乱とその終わり、ナンパと愛の違いについて語られる作品
ナンパは短期的な価値を上げて見せ、短期的な肉体関係を築くものに過ぎず、自分の価値そのものを上げ、長期的な人間関係を築く事とは別物であることが分かった。とはいえ、その技術自体は取っ掛かりとして有用であることも。
ナンパブームを築いた伝説的本の著者へのインタビューの中で、自分に価値があるふうに自分を騙し、そして死んでいく、と語られているところに、生まれもったものや生い立ちを決して超えることのできない人間の悲哀を感じられて感慨深かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月28日
- 読了日 : 2021年1月28日
- 本棚登録日 : 2021年1月28日
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