ハチミツとクローバー 10巻セット (クイーンズコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2007年5月10日発売)
4.55
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本棚登録 : 1622
感想 : 228
5

美大を舞台に、
5人の男女の青春を描いた
切なく胸焦がす傑作漫画♪


2003年
第27回講談社漫画賞受賞作。


いやいや
コレは
とにかくハマりましたぁ〜(^O^)


全員片想いという設定だけで、
セツナフェチの自分にはツボやのに、

どうやってハートを射止めるかではなく、
どうしたら
想いを断ち切れるかを
丁寧に描いたストーリーは、
ホント斬新でした(>_<)
(学生の恋と併せて、
30代の恋のツラさや切なさも
同時に描いているところがまた素晴らしい!)


地獄のツイスターゲームや、
お父さんの似顔絵パンのような
笑える部分と(笑)、


胸を焦がすシリアスな場面が
絶妙に配置されてるので、
重くもならずに
毎回笑いのうちに
切なさで悶絶してました(笑)


そしてなんといっても
登場人物の魅力が
ハンパなくいい!!


どうしても若かりし頃の自分と
重ねずには見れない(笑)
自分探し3級の
青春野郎・竹本くん。

絵に関しては
天性の才能を持つ
コロボックルな(笑)
花本はぐみ。


スガシカオをモデルにしたという、
長身メガネのストーカー(笑)
真山巧。


そんな真山を一途に想い続ける、
空手が得意な
美脚美乳の『鉄人』
山田あゆみ。


常人には理解し難い天才肌の、
森田“ポケットにはいつも札束”忍(笑)。


はぐちゃんの保護者でもある
心優しき美術教師の
花本修司。


真山が胸を焦がす、
年上の未亡人
原田理花。


大量のハムを差し入れしてくれる、
みんなのみんなの
ローマイヤ先輩(笑)
(またの名を伝説のニャンざぶろう)


など
みんな切なくて、
一筋縄ではいかない
過去を持ってる。
(傷を抱えてる)


思わずメモってしまいそうなほど
魅力的なセリフの数々に
何度泣かされたことか…。


生きることや恋に迷ったなら、
この本を読めば、
大抵はなんとかなるんじゃないかと思えるほど(笑)
含蓄のある
ハッとする言葉で溢れています。


この漫画は
報われない恋にだって
ちゃんと意味があることを
教えてくれた。
(恋することにこそ
意義があるんですよね)

この作品に出会えて
本当に良かったと心から思えたラストシーンは
漫画史上に残る
心憎い締め方やったと思います(T_T)

何度となく
これからもお世話になるであろう
迷った時のハチクロです(笑)


全10巻♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2011年4月11日
読了日 : 2011年月
本棚登録日 : 2011年4月11日

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