教科書にも採用されていたので
知っている人も多いですよね。
しっかり者のかえるくんと
ワガママながまくん。
病気のかえるくんのために
なんとかして
お話を考えようとする
がまくんが泣けるし、
がまくんと早く遊びたいがため
カレンダーを破り
春が来たと嘘をつくかえるくんが
可愛い過ぎます(笑)
お互いがお互いを思う
さらりとさりげない友情の形は
微笑ましくもあり
うらやましくもあります。
まるで漫才のような
二人のとぼけた会話は
自然に頬も緩む絶妙な味わいで、
唯一無二の二人なんだなぁ〜と思わずにいられません。
自分にも高校時代
何をするにも一緒だった無二の親友がいました。
親に捨てられ施設で育った自分は
友達を作ることなんて意味のあることだなんて思ってなかったし、
早く大人になることしか頭になかった子供でした。
だけどそんな自分の人生を劇的に変えてくれたのが
バンドに誘ってくれた親友の存在でした。
音楽に文学に映画に
喧嘩の仕方、バイクの乗り方、
学校では教えてくれないすべてを彼が教えてくれたし、
人を憎んだり批評することより
自分の「好き」を増やしていくことこそが
自分自身を救ってくれるってことを
彼から学んだんですよね。
彼が死んで今年で15年。
5月5日の命日は
毎年彼が作ったバンドのメンバーと酒を交わし
朝までドンチャン騒ぎです(笑)
友達はいいです。
親友と呼べる人がいるなら
なおさらあなたは幸せ者です。
彼のことを思い出すと
自然にこの絵本が思い浮かぶし、
トムとジェリー、達也と拓也、ハイジとクララ、ジョンとヨーコなど
古今東西ぴったんこな二人は数あれど、
自分にとって
「最強のふたり」は
今も変わらず
がまくんとかえるくんなのです(笑)
子供の頃にこの絵本を読んだ人も
機会があればまた探してみてください。
人に対しての思いやりや感謝の気持ち、
大人になった今だからこそ気付かされ
心に沁みる言葉がたくさんありますよ。
- 感想投稿日 : 2013年5月7日
- 読了日 : 2013年5月7日
- 本棚登録日 : 2013年5月7日
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