2008年発表の
初のセルフプロデュースによる2ndアルバム。
以前小島麻由美のレビューでも書いたけど、
個人的に天才と呼びたいアーティストの
もう一人が
このコトリンゴです♪
2006年3月に
坂本龍一がナビゲーターを務めるラジオ番組の
オーディションコーナーにデモテープを送り、
同年11月に
その坂本龍一プロデュースによる
「こんにちは またあした」(「月桂冠・つき」のCMソング)で
デビューし、話題になった
大阪は吹田市出身の
女性シンガーソングライターのコトリンゴ。
今作は教授の手を離れ
自らプロデュースした
勝負作だけに
プレッシャーもあったと思うけど、
いやぁ〜見事に羽ばたいてくれましたね。
ボストンのバークリー音楽院で学んだ
驚愕のピアノテクニック。
ささやくような透明感ある
ファニーボイス。
圧倒的なメロディー・センスと
キラキラと目に見えるような
輝きを放つサウンド。
かなり難しいことをやっていても、
どの曲もポップに踏み止まっているので、
聴く者を飽きさせないし、
いつまでも浸っていたくなる、
日だまりを見つけた猫のような気分になるんですよね☆
軽やかに跳ねる
ジャズテイストなピアノが印象的な
『Me & My Bird Prince』
ファンタジックなPVも話題になった、
どこまでもポップで
幸せな気分をくれるナンバー
『おいでよ』
教室の片隅で夢見る少女を描いた
カラフルなポップチューン
『Classroom』
儚く幻想的な
真夏の情景が浮かび上がる
『Summer』
クラムボンのミトが書き下ろした
『デイジー』
憂いある幸せな二人をイメージして作ったという
美しく繊細なナンバー
『だいすきなひと』
あたたかな土曜の昼下がりを描いた、
坂本龍一プロデュースによる
美しいピアノの弾き語りナンバー
『To Stanford』
など、どの曲も
柔らかなベールをそっとかけて包んでくれるような
ぬくもりをくれる、
彼女にとって転機となった作品です。
これから迎える季節に
そっと寄り添ってくれるような、
心地良さ約束します(^_^)
- 感想投稿日 : 2012年1月26日
- 読了日 : 2012年1月26日
- 本棚登録日 : 2012年1月26日
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