エピソード

アーティスト : 星野源 
  • ビクターエンタテインメント
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5

インストバンド
SAKEROCKのリーダーである星野源の
2011年発表の
2ndソロアルバム。




星野くんはズルい。


彼が紡ぐ音楽は
容姿そのまんまな
人間くさくて
アナログなあたたかさがある。


そこには
ゆるりとした居心地の良さだけではなく、

彼ならではの視点と
真意を突く言葉による
ハッとする鋭さを持ち合わせた
いくつもの骨太な物語がある。



だから
癒やしソングなんて呼ばれて
OLさんたちのブームになったって、

オシャレなBGMなんかでは
終わらない。



面白い言葉からインスパイアされた
映像喚起力のある歌詞世界は
どの曲も上質なコメディ映画のように
ニヤリとさせ
やがて涙になる。



日本人のDNAに染み付いた
ネオ四畳半フォークな世界観に
抗える日本人なんて
そうそういないのであ〜る。
(なんちゃって笑)




どんなピンチにも
アホみたいな冗談が言える
30分ドラマの世界をイメージした
『エピソード』


浮遊感あるサウンドに
どこか切なさが見え隠れする
『湯気』


星野くん曰わく
変態の歌(笑)だという
ラブバラード
『くだらないの中に』


当たり前にあるハズのものが
ある日突然消えてしまう不安を描いた
『布団』


保険営業マンの辛い毎日を描いた
働くマンの歌
『営業』


若い夫婦のお葬式の歌で、
火葬場の火を
ストーブに見立てた歌詞が秀逸な
『ストーブ』


誰に気をつかうこともなく
自分の「好き」に誇りを持つことを軽やかに歌った
『日常』


誰にも見つけてもらえないまま死んでしまった人を想像して書いた
『予想』



などアコースティックでいて
躍動感のある
骨太なナンバーがズラリ。

聴くたびに一歩踏み出す新たな力をくれる、
日常のパートナーとなってくれる
スルメアルバムです(^O^)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 音楽(邦楽)
感想投稿日 : 2012年12月14日
読了日 : 2012年12月14日
本棚登録日 : 2012年12月14日

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