きみと暮らせたら (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2012年9月27日発売)
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本棚登録 : 149
感想 : 19
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ただの再会ものではありません。10年前は少女みたいにかわいかった幼馴染みと10年ぶりに再会したら、面影も無いほど背も高く伸びて、無愛想な男前に変貌していて…という話です。
お嫁さんにしようと思っていたら、お嫁さんにされそうになるんです。
驚愕ですねw

大学生の一哉は偶然からシェアハウスすることになります。そこで隣部屋になったのが、真帆。
かわいかった真帆のあまりの変貌振りに、一哉は戸惑ってしまいますが、不機嫌そうに見えた真帆はなぜか好物のシフォンケーキを焼いてくれたりして。

見てくれはデカくなってしまった真帆ですが、やることは乙女でかわいかったりするギャップが面白かった。
中身は変わってないんですよね。そして、本人も変わっちゃったことをすごく気にしているらしい。
一哉の視点で描かれているのでわかりにくいんだけど、真帆の一途さに気が付くときゅんとなります。ずっと一哉のことが好きだったのがひしひしと伝わってきました。
一哉にはあんまり伝わってなかったですけどねww
真帆の一生懸命さ、必死さに微笑ましくなります。

しかし、ちょっとストーリー展開がムダにまどろっこしかったかな。
すごい事件が起きてドラマチックに盛り上がる、という展開ではなかったので前半退屈になってしまったんですよね。後半、二人のズレっぷりが明らかになってくると俄然面白くなってきましたが。
脇キャラも全員ちょっとめんどくさかった…スピンオフが出ても微妙。

というわけで、エロ的には焦れ焦れさせられすぎで、萌えるというよりは恥ずかしくて赤面するかんじでした…
エロより、攻の一途な行動にキャーッて悶えるのがメイン。読んでてジタバタしちゃいました。

高久センセのイラストがぴったりでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ♥BLノベル♥
感想投稿日 : 2013年1月23日
読了日 : 2013年1月23日
本棚登録日 : 2013年1月23日

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