或るミステリ作家とその担当編集にまつわる記録 (GUSH COMICS)

著者 :
  • 海王社 (2011年8月10日発売)
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本棚登録 : 309
感想 : 20
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ヘタレミステリ作家×ドS編集。好きなパターンです。編集の内輪的作品は様々あるけど、ドS編集っていうのは真に迫っていて面白いです。
仕事に行き詰った波木に作品を書かせるために、身体を張る編集の猪又。波木はDTでHに疎いため、そういうシーンが苦手なんです!で、担当編集の責任で猪又は実践でラブシーンを書かせてたら、波木は調子に乗っていつの間にか恋人気取りになっていて。
二人のやり取りが面白いです。笑えるけどエロい。猪又がエロすぎ。
そして、波木がかわいいです。純情わんこ!「都会に生きる最後の天使」っていうところで爆笑してしまいました。その通りだと思いますけど…!
この方の描く絵柄は、ちょっと好みから外れるんですよね。きれいで、デッサンもしっかりしてるんだけど、なぜか今ひとつ。

「プリーズ・テル・ミー」この話もよかったです。同級生の二人が恋人関係になるまでが、楽しくてドキドキさせられました。優等生と就職コースの能天気な子。京介は太一と一緒にいると癒され和むんです。そして、ひそかに太一のことが好きなんですが、京介からすれば太一はお子ちゃまでアホで恋心なんてわかるかどうか怪しいと思っています。
わかってないようでいて、すごく素直な反応を見せる太一に逆に煽られてしまう京介。
( ̄ー ̄)ニヤリとしてしまいました。エロかったです。
「プリーズ・ラブ・ミー」は、大学生と社会人、それぞれの道に進みながらもいっそうラブラブな二人が描かれています。初っ端のページから太一がかわいい!仲の良さを見せつけてくれます。
太一の成長ぶりにますます惚れ直す京介の気持ち、ものすごく共感できました。ありのままに生きていく太一が眩しいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 倫敦巴里子
感想投稿日 : 2013年11月26日
読了日 : 2013年11月26日
本棚登録日 : 2013年11月26日

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