座裏屋センセ2冊目のコミックス。お待ちしておりました!最初のコミックスは同人誌の再収録もので、やおい風味だったのですが、こちらも短編集ではありながらPINK GOLDやアンソロの粒よりで強力な萌え度の作品ばかりが収録されています。…18禁のより修正がハンパないですが、それでもエロスです。愛があって切なさもいっぱいなので、無粋な修正は脳内で削除すればあとは高品質なままですね。絵が上手い、きれい、えろい。身体の描き方がすごくいいです。何度でもガン見できます。…やっぱり修正は残念。
表題作は舞台が外国。私的に金髪ものは腕のいい作家さんでなくちゃ入り込めないので、ある意味見分け基準になっています。もちろん、こちらの話は一度読んだら忘れられないくらい印象的でぐっとくるものがありました。
身体から始まる愛です…
切なくてエロスたっぷりでした。睡眠中に誰彼かまわずHしてしまう奇病なんてほんとにあるんでしょうか?
ロイスのことを嫌いじゃないから、許してしまうジュードが健気でした。気はいいんだけどデリカシーに欠けるノンケのロイスも憎めない感じ。とまどいながらも徐々にジュードを仕事仲間から恋の相手として意識していく心の揺れにドキドキさせられました。
ロイスのガサツな言葉に傷つきながらも必死に想いを隠そうとするジュードに切なくなります。
あんなにベッドではエロいのに知らないなんてもったいない!早く気づけよ~とロイスにツッコミまくりww
描きおろしもすごくよかったです!ジュードの嫉妬心に胸キュン。表情がすごく豊かです。
「優しいディナー」は、シェフ×偏食男子。Hしながら食べさせるのに激萌え!!エロすぎです。でも、悲しい過去の恋愛のせいで食べられなくなった葵を優しさで包み込んだ霧野の愛には、信じられるものがありました。Hだったけど…!
「夜を逃げる」はヘタレわんこ×トラウマ持ち。アンソロ尿道責め特集掲載だけあってとてもエロスですが、うるっとくるような優しさにあふれる話でもあります。Hのイクまでの過程が克明に描かれていて、その描写力がすごいです…でも不思議な事に品性があるんですよね。
「太陽と秘密」はやはり南米かどこかの外国が舞台。ノンケの男に捨てられて悲しむゲイの少年の前にその男が再び現れて。
あれですね、痴漢電車の青空トラック版w
萌えました。
そんなことするコーディにサイテイ!と思ってしまいましたが、ちょっとヘタレてて、でも愛は本物で安堵しました。
「待つ花」は、和風緊縛エロ。バナナが……!非常にエロいHENTAI同士で相性はぴったりです。ラブラブ。
大変満足できる一冊でした。これでご飯3杯はいけます。
- 感想投稿日 : 2015年7月13日
- 読了日 : 2015年7月13日
- 本棚登録日 : 2015年7月13日
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