凍る月 ~灰色の衝動~ (ラヴァーズ文庫 66)

著者 :
  • 竹書房 (2009年1月24日発売)
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本棚登録 : 221
感想 : 13
4

今回は鈍い梁井が女の子連れて帰ってきて、大顰蹙買いましたね。光陽のショックを考えるとかわいそうすぎる。
読者からのブーイング聞こえてきそう…
あまりにも、空気読めてない梁井ですが、光陽もそのイヤな気持ちが嫉妬だと気付くのが遅いです。経験がないから仕方ないとしても相変らずの脱力系ですね。でも、憎めない二人で割れ鍋に綴じ蓋です。

話は次第に核心部分に辿り着きそうで、新たに須王など登場人物も増えて組織との関係も一触即発な感じ。バトルシーンは迫力充分。ドキドキハラハラです。
なのに、光陽のまっとうな行動や言動に、最後はみんな気圧されるところもあって、その妙な脱力感も見ものです。

梁井はほんとに光陽が大事で、好きでっていうのはわかりますが、暴走しすぎです。そこがまたいいんだけど。少女の件といい、ピアノの件といい、もっと最初からちゃんと光陽に説明してあげないとね。
光陽も梁井が大切な存在だというのは、獣化した梁井に対する行動でとてもよくわかりました。いい子です、誰に対しても。

ラブラブな二人に安心しながらも、須王が気になる今後です。

今回もアレックスの存在は大きかった。そして、なごみました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 夜光花
感想投稿日 : 2011年6月25日
読了日 : 2011年6月25日
本棚登録日 : 2011年5月16日

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