「チュチュンがチュン」で、主役を食う勢いだった当て馬(?)白鳥メインのスピンオフ。
変態でコメディちっくだった前作と比べて、異様に白鳥の男前度が上がっているんです。俺様なところは変わってないですけどね~
イケメンプロ野球スター白鳥×新人局アナ梟くん。
梟くん視点で話が進むので、彼にとって謎な事があれこれふくらんでいて、読者としてはすべて事情を知っているのに、またまた笑えるし盛り上がるし。
これから仕事を頑張っていこうと張り切っている矢先に、白鳥の餌食になってしまった梟くん。
イケナイと思いつつ、満員スタンド報道席の自分にだけアピってくる白鳥にズッキューンとなるのです。…ツボなシーンでした。まさに、ドリーム。
でも、彼はとてもまじめで、モテモテ白鳥の下半身事情にはついていけません。見境ない白鳥に魅力を感じながらも、いつ振られても傷つかないように身の程はわきまえていようと思っている梟くん。控えめな姿にすごくキュンとさせられました。
梟くんにどんどんほだされていく白鳥の気持ちがなんだか分かるような気がします。自分だけを見つめて、いつも側に寄り添って支えてくれる、安心できる存在です。
白鳥は、チュンに対しては常にカッコよくふるまおうといいところばかり見せていたけど、梟くんは弱さや甘えをさらけ出すことができる相手だったようですね。
そして、白鳥を褒めて伸ばす!操縦法もなかなかで、カンもよくて、かわいいヤキモチも焼いて、ほんとに白鳥にはもったいない(失礼)ような受だと思ってしまいました…
でも、白鳥は彼なりにすごく梟くんのことを大事にしていて、ラブもダダ漏れになっているのがまるわかり。絶対に他では見せないだろう素のままで本音をさらけだす白鳥に、萌えました。魅力倍増。
プロ野球選手と局アナの入籍!世間的にはよくある話だけど、♂×♂となると週刊誌の格好のネタとして餌食になること間違いないですね。
騒がれても白鳥はまったく動じない気がするけど。
タカとチュンも登場していて、大サービスです。
シーズン後の描き下ろしがすっごくよかった。幸せになれそうな二人です!ツボつかれまくりな一冊でした。
- 感想投稿日 : 2013年2月6日
- 読了日 : 2013年2月6日
- 本棚登録日 : 2013年2月6日
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