記憶の糸 坂の上の魔法使い外伝 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

著者 :
  • 大洋図書 (2018年8月1日発売)
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本棚登録 : 112
感想 : 6
5

後日譚が読めて嬉しいです!
仄暗い感じだった本編と比べて、外伝は面白さ増量のコミカルな仕上がりになっていました。
リーとラベルが登場してるけど、お話の軸はギルトの長のエイベンが無くしてしまった記憶の解明です。

ラベルの使役は相変わらず働き者でかわいいです。使役の果たす役割に興味津々にさせられます。
ラベルが気になっていたエイベンの使役の正体には、エイベンの過去にも繋がっていて…
しかし、使役の3姉妹のインパクトがありすぎて、私的にはこっちが気になっちゃいました。すごいよ、3姉妹。
そして、その中の一人スーリは、最初おっさんかと思ったら~!!スーリめっちゃ美人。しかも才能あるし。
あのキモいのに妙に笑える大ミミズの銅像彫っちゃうとか、リーに大木収納頼まれたりとか、むちゃぶりな課題も難なくこなす愛嬌ある美人で好きになりました。

リーもちょっとくだけたところが出ていて、ますます愛と親しみがわきましたよ。ラベル効果なのかな?
まさか、リーが「ブ、ブー~ハズレ~」とか言い出すなんて笑いが止まらずww
でも、ちゃんと全てを見通している偉大な魔法使いであるのは間違いないのです!
使役との絡みが今回とても面白かったです。どの使役も個性豊かで印象深かったです。

BL…?という疑問は大きく残りますが、本編からの流れで読み応えたっぷり。満足感もいっぱい。
坂の上の魔法使いの世界観が好きなので、本当に引き込まれて読んでしまいました。
また、次の外伝にも期待してしまいます、プリーズ!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 明治カナ子
感想投稿日 : 2018年8月4日
読了日 : 2018年8月4日
本棚登録日 : 2018年8月4日

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