南国の男娼館「シャングリラ」を舞台にした、客を取る前の男娼の性感を引き出す”試情夫”として雇われたノンケ×アポロを手ほどきする奔放な男娼の、楽園アダルトラブ2巻目。
表紙絵からしてステキで圧倒されました。
そして、アポロやフィーの肉体美が眩しすぎます…!ガン見レベルのすばらしさですね。
今回は、フィーの衝撃的な過去が明らかになります。今の生活とは対照的な荒んだ日々を送っていたフィーです。この人だけはと信じていた相手に手ひどく裏切られ、今でも自分が犯したかもしれない罪に怯えていて、とても心が痛みました。
独りで寝たくないからとアポロのベッドに忍び込むフィーの抱えている孤独や愛への渇望を考えると、ほんとに切ないです…
そして、なんとアポロも自身の過去をフィーに打ち明けました。ホントに元嫁に一途だったんだ。真面目で不器用なオトコですよね~
でも語りたくないことをフィーに言っちゃうとは、これは進歩。
ちょっと二人の心が近づいた感じがして、互いに相手を大切だと思う気持ちもあって、ぜったい無自覚だけど二人は恋に落ちているよね…?と、期待が高まりました。
「好きな女にするように」というフィーの願いに心が揺れるアポロが思わずキスしてしまう場面では、萌えがMAXになりました!最高によかったです…
そして、その後我に返るとこも。真面目か…!でも、オーナーには二人とも足を向けて眠れないほどの恩があるし。約束を破ったら、楽園から永久追放されてしまうかも。
エロ的には、ただエロエロとかって感じじゃなくて、二人がビジネス的Hだけの関係から、次第に純粋に心も通わせていく過程をじっくり見せてくれるところがたまらないです。エロティックで濃厚な萌えです。
続きを早く読みたいと思わせるドキドキする展開。
次巻を正座待機ですね。
- 感想投稿日 : 2020年10月30日
- 読了日 : 2020年10月30日
- 本棚登録日 : 2020年10月30日
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