「Gゼロ」後の世界: 主導国なき時代の勝者はだれか

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2012年6月1日発売)
3.68
  • (13)
  • (34)
  • (27)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 437
感想 : 32
5

・社会保障(アメリカの年金制度)、メディケア(高齢者医療保障制度)、メディケード(低所得者のための医療保障制度)といった福祉受給金制度(エンタイトルメント・プログラム)は、現在、アメリカの連邦予算の約40%を占めるまでに増大している
・中国は、外国企業を有益な提携先としてではなく、国内市場のシェアを争う競争相手として見るようになっている。そのため、外国企業には不利になるが、国内企業には有利に働くような投資上のルールや規制をつくりだそうとしている。要するに中国は、国家資本主義、つまり、国家が政治利益のために国内の市場活動を支配するシステムを採用しているのだ
・社会全体を再構成するような根本的改革、強力な国家同士の摩擦、世界でも最も不安定な地域での競争の激化、食料と水の不足、国家の中枢神経へ仕掛けられる破滅的なサイバー攻撃、こうしたもの一切が、協調的なリーダーシップが生まれるまたとない好機を損ねる恐怖を生み出す

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月4日
読了日 : 2014年12月4日
本棚登録日 : 2018年11月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする