『番号は謎』というタイトルが謎だったので、思わず手に取り、中身を確認したところ、「これは自分好み」と思い、借りて読んでみました。
自分も、番号をはじめとする数字は好きな方、ということもあり「やられた!」や「この手があったか」というのが正直な感想です。
郵便番号や電話番号、国道の番号やスポーツ選手の背番号、そして、様々な機器の型番など、身の回りにある番号の由来をわかりやすい文章で紹介しています。
また、番号には欠番がつきものなのですが、その理由にも、可能な限り迫っており、番号にまつわる苦悩や苦労やドラマを感じることができました。
そして、意外だったのは、扱われている番号の多くは、それほど歴史が長くないこと。
番号は、あまりにも現代社会に馴染んでいるので、随分と昔から存在しているような気がしていましたが、基本的には、管理のために生まれたものなので、管理体制が整った時代、つまりは近代、あるいは現代になって、より多くの場面で使われるようになったんですね。
著者は、他にも面白そうな本を書いているようなので、それらも、是非、読んでみようと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館で借りた本
- 感想投稿日 : 2021年4月21日
- 読了日 : 2021年4月21日
- 本棚登録日 : 2021年4月21日
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