番号は謎 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社 (2020年8月19日発売)
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本棚登録 : 268
感想 : 28
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『番号は謎』というタイトルが謎だったので、思わず手に取り、中身を確認したところ、「これは自分好み」と思い、借りて読んでみました。

自分も、番号をはじめとする数字は好きな方、ということもあり「やられた!」や「この手があったか」というのが正直な感想です。

郵便番号や電話番号、国道の番号やスポーツ選手の背番号、そして、様々な機器の型番など、身の回りにある番号の由来をわかりやすい文章で紹介しています。
また、番号には欠番がつきものなのですが、その理由にも、可能な限り迫っており、番号にまつわる苦悩や苦労やドラマを感じることができました。

そして、意外だったのは、扱われている番号の多くは、それほど歴史が長くないこと。
番号は、あまりにも現代社会に馴染んでいるので、随分と昔から存在しているような気がしていましたが、基本的には、管理のために生まれたものなので、管理体制が整った時代、つまりは近代、あるいは現代になって、より多くの場面で使われるようになったんですね。

著者は、他にも面白そうな本を書いているようなので、それらも、是非、読んでみようと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館で借りた本
感想投稿日 : 2021年4月21日
読了日 : 2021年4月21日
本棚登録日 : 2021年4月21日

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