ひめやかな殉情 (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス (2005年7月15日発売)
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本棚登録 : 569
感想 : 38
5

長編というだけで☆5なんですが。慈英(年下画家)×臣(年上刑事)シリーズの、1冊目です。
とにかく、世間からずれまくっている慈英というキャラがまず魅力的。臣さんのほうは、複雑な環境で育って、ちょっと偏っている。身体で相手をなんとか満足させようとするところがある。それはまあありがちながら、そんな彼が刑事っていうところがおもしろい!

崎谷さんは、えっちシーンが、受けがあんあん言っちゃうのが少し苦手なんですが、臣さんのキャラ設定はそれとちょうどそれがちょうどいい感じで、過去のトラウマから脱却できない不安を、なんとか慈英くんが取り除こうとするんだけど、落ち付いているように見えて、こちらは年下で、そういうところが実にうまく描けているんですが、この第一作目は、とにかく他人に無関心だった慈英が臣さんに、ころん、といっちゃう、の巻きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2012年5月19日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年5月19日

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