らんたん

著者 :
  • 小学館 (2021年10月27日発売)
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本棚登録 : 1857
感想 : 173
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柚木さんは真摯な姿勢を尊敬している作家さんで、これまで作品を読む度、この作品が支えになる人が必ずいるだろうなと思っていた。
それが今作では私だった。
ありがとう、柚木さん。
恵泉女学園を創設した河井道と一色ゆりを中心に、社会を変えようと必死に生きた女性たちを描いた大河小説。
序盤はゆりの話をしていたのがいつのまにか道の話になっていたりして混乱もしたけれど、さすがの上手さにどんどんと引き込まれ、一気読みだった。
描かれた女性たちは皆生き生きとしていて魅力的で、それぞれについての関連書を読みたくなった。
この本がまさに柚木さんからのらんたん。
受け取ったのだから、自分だけじゃなく周囲まで照らせる灯りを広げていかなきゃね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年12月13日
読了日 : 2023年6月16日
本棚登録日 : 2021年12月13日

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