柚木さんは真摯な姿勢を尊敬している作家さんで、これまで作品を読む度、この作品が支えになる人が必ずいるだろうなと思っていた。
それが今作では私だった。
ありがとう、柚木さん。
恵泉女学園を創設した河井道と一色ゆりを中心に、社会を変えようと必死に生きた女性たちを描いた大河小説。
序盤はゆりの話をしていたのがいつのまにか道の話になっていたりして混乱もしたけれど、さすがの上手さにどんどんと引き込まれ、一気読みだった。
描かれた女性たちは皆生き生きとしていて魅力的で、それぞれについての関連書を読みたくなった。
この本がまさに柚木さんからのらんたん。
受け取ったのだから、自分だけじゃなく周囲まで照らせる灯りを広げていかなきゃね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年12月13日
- 読了日 : 2023年6月16日
- 本棚登録日 : 2021年12月13日
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