読み終わった後、しばらく涙止まらなかった…。
如月かずささんの作品は初めて読んだ。
上手い!めちゃくちゃ上手い!
同じクラスの、6人の中学1年生で視点が変わっていく連作小説。
脇役として出る時と主役として出る時では複雑さがもちろん違うわけなのだけど、全く違和感がない。
主役でも脇役でも、みんな生きてる。
大きな出来事が起こるわけではないけれど、それぞれに悩んだり戸惑ったり、それは子どもたちにとっては本当に切実で、その心に柔らかく寄り添う温かさが胸に沁みた。
しっかり地に足が着きつつも、フィクションだからできる良さもあり、バランスがとても良い。
良い物語を読みました。
他の作品も是非読みたい!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年11月11日
- 読了日 : 2020年11月11日
- 本棚登録日 : 2020年11月9日
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