ヒトという生きもの

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  • 草思社 (2004年1月15日発売)
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感想 : 2
3

いかにも哲学的なタイトルだが、内容は哲学的な問いに対して、科学的な着地をしている。

なぜ戦争が起こるのか→人間の攻撃的闘争本能が...
なぜ「美人」がいるのか→美人とは標準的な人のことで...
「老い」とは→死滅細胞の増加で...
競争社会と平等であることはなぜ共存するのか→複雑で多様な環境が、過剰な争いを防ぐために階層社会を...

など。

確かに書かれた内容は「なるほど」と思えるものばかりだが、何か一貫性的なものをこのタイトルから期待する人にとってはちょっと期待はずれかと。単に研究論文のまとめをした書であるという感じを受けました。
あ、でも内容は面白いですよ!!

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感想投稿日 : 2008年4月1日
本棚登録日 : 2008年4月1日

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