すみのろうじんさんの感想・レビュー

新装版　ムーミンパパの思い出 (講談社文庫)

著者 : 小野寺百合子

制作 : トーベ・ヤンソン 

• 講談社 (2011年5月13日発売)

ムーミンパパが自分の思い出を小説にして、それをムーミン、スニフ、スナフキンに読んで聞かせるというもの。ムーミンパパの意外な出生の秘密に驚きました。「思い出」の部分は時間的には「小さなトロールと大きな洪水」よりも前の話ですかね。
ムーミンパパがスニフの父やスナフキンの父と一緒に冒険の旅をする話が中心で最後はムーミンママとの出会いも書かれています。
スナフキンがリトルミ―の父親違いの弟ということは知っていましたが、ミムラ夫人がヨクサルと知り合ったよりも後に、ミーが生まれていることに驚きました。するとミーは・・・そこは深く考えてはいけないのですかね(^^;)。
ミーが生まれるのは、物語の終盤ですが、いきなりの悪戯や、セリフには存在感があります。

感想投稿日 : 2022年12月9日

読了日 : 2022年12月9日

本棚登録日 : 2022年12月6日