タイトルに惹かれて手に取ってみた。
激しく人見知りな社会人・日和。会社では嫌味な上司の目の敵にされ、愛想がないと注意されている。
一人旅を始め、その土地の人や食べもの、土地の魅力に触れてリフレッシュし、仕事や生活にもハリが出てくる。
各話のサブタイトルは旅行先で食べたものなのだから、もっと食事に全振りしてほしかったな。私は日和と違って中年なので、「こんなの食べたことない!」と思うような食べ物に出会うことはもう何年も経験していない。それでも、日本の中には私がまだ出会っていない美味いものがあると思いたいし、知りたいんだよー。
私にとって旅小説を読む楽しみは、自分も旅をしたような気持ちになったり、私もここに行ってみたい!と思うことだ。そう言う人、多いのではないだろうか。
この本は、そういう気持ちにはあまりなれなかったのが残念。たぶん私は、あまり日和のことが好きになれなかったんだろう、日和の成長ストーリーにあまり惹かれなかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
旅
- 感想投稿日 : 2024年3月27日
- 読了日 : 2024年3月27日
- 本棚登録日 : 2023年11月19日
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