国語の成績が悪い受験生の親である。
成績が悪いことで叱ったことはないけれど、本を読まないからダメなんだとずっと思っていた。
国語教育が悪いせいだったのね?
世のテストが悪問だらけだからなのね?
確かに自分自身も子供達も「基礎的言語技術」や「論理的思考力」が身につくような国語の授業を受けてこなかった。
(私のレビューを見れば、そのような力が無いことは一目瞭然。これも劣悪な国語教育のせいにしてしまおう←もちろん半分は皮肉というか逃げ口上)
「家庭で親が丸をつける音読の宿題」「事前指導なく出される読書感想文の宿題」…そうそう、そうだったよなあ。
しかしセンター試験が悪問だとわかったところで、受けなければならない現実。
著者は、こんな親に対して「こういう、『現状ありき』の発想、私は大嫌いだ。」「なぜ、現状自体を変えるという発想をもたないのか。皆、入試合格という小さな目標に支配されすぎている。」(204ページ)とまでおっしゃるが、一小市民には何もできない。
著者の塾や著書を10年前に知っていたらなあ、と思うような目からウロコの内容でとても良かったのだけれど、現実としては何故かむなしさだけが残った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本語
- 感想投稿日 : 2012年10月18日
- 読了日 : 2012年10月17日
- 本棚登録日 : 2012年9月11日
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