「マインドフルネス」が認知行動療法などの医療やメンタルヘルスに取り入れられ、日本にも紹介されはじめたが、やはりその本質が仏教であることを無視するわけにはいかない。
本書はベトナムの禅僧ティクナットハンが 最初期にまとめられた仏典アーナパーナサティスートラを註釈されたもの。
読むとマインドフルネス(「念」サティの訳語)が無我、無常の理解と常にひとつながりであることがわかる。そして大乗仏教の「慈悲」が、無常の洞察から生まれてくることも。
姉妹本である「ブッダ気づきの瞑想」との併読をお勧めする。
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- 感想投稿日 : 2014年2月21日
- 読了日 : 2014年2月21日
- 本棚登録日 : 2014年2月6日
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