ブッダの〈呼吸〉の瞑想

  • 新泉社 (2012年10月2日発売)
3.67
  • (6)
  • (5)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 145
感想 : 6
4

「マインドフルネス」が認知行動療法などの医療やメンタルヘルスに取り入れられ、日本にも紹介されはじめたが、やはりその本質が仏教であることを無視するわけにはいかない。


本書はベトナムの禅僧ティクナットハンが 最初期にまとめられた仏典アーナパーナサティスートラを註釈されたもの。
読むとマインドフルネス(「念」サティの訳語)が無我、無常の理解と常にひとつながりであることがわかる。そして大乗仏教の「慈悲」が、無常の洞察から生まれてくることも。
姉妹本である「ブッダ気づきの瞑想」との併読をお勧めする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年2月21日
読了日 : 2014年2月21日
本棚登録日 : 2014年2月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする