乙女風味百鬼夜行 怖がり令嬢と視える婚約者 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (2012年11月30日発売)
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本棚登録 : 54
感想 : 6
5

タイトルは「おとめちっくパレード」と読みます。

表紙イラストがハイカラさんなので、それとタイトルとのギャップがいいですね。

そんなわけでイラストとあらすじを見て買ってみました。

んで、この方の作品一覧を見たら――

「姫君の妖事件簿」の作者さんだったのか。

と、買ってからびっくり。

普段は作家さん買いとかしないですからね。

こういうことがちょいちょいあります。

さて、お話の内容は「時は大正、怖がりな令嬢の婚約者はお化けが見える人で」っていう感じです。

うん、副題どおりですね。



雑誌cobaltで掲載された短編+書き下ろし2本の計3本立て。

大正時代が舞台ですが、現代風にアレンジされているので、苦手意識なく読めました。

厨二病とか二次元とかエア彼氏ごっことか、ねww

コメディ風味なのでとてもわくわくしながら読んでいました。

なかなかおもしろかったです。

本音を言えば前シリーズのよりも読みやすくなってました。

やっぱりコメディ風味になると地の文も軽快になりますね。

ヒロイン・結花里はお化けとか苦手なお嬢様。

そんな彼女の婚約者は一つ年下の幻想小説家・薫で、自分も実家も霊的なモノに縁がある美少年で。

でも幼なじみで相思相愛な二人のやりとりは、読んでいてニヤニヤ(・∀・)ニマニマ状態でしたw

苦手を克服しようとする結花里もかわいいですし。

無表情な薫ですが、苺が大好きだったり結花里にベタ惚れだったり。

きっと「年下」ってのも気にしてそうだなあ。

なんて思ったりしました。

小さいころは結花里がお姉さんぶってたりしていたのかな?

してそうだよね?



起家さんのイラストもすてきです(*´▽`)

はー、おもしろかった!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コバルト文庫
感想投稿日 : 2013年1月12日
読了日 : 2013年1月8日
本棚登録日 : 2012年12月30日

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