ブラック奨学金 (文春新書 1112)

著者 :
  • 文藝春秋 (2017年6月20日発売)
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本棚登録 : 117
感想 : 19
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元の日本育英会である日本学生支援機構(JASSO)の過酷な取り立ての様子を書いた本。取り立てが本当に過酷でサラ金以上といっても過言ではない。借りずに済むなら借りない方が絶対に良い。

借りたことで学生の頃にブラックバイトをすることになったり、返済が重荷のため就職先がブラック会社になってもやめたくてもやめられないことになったり、日本の未来を担う若者を搾取する構造になっている。

JASSOの構造改革と給付型奨学金の国による充実化が急がれる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2021年7月22日
読了日 : 2021年7月22日
本棚登録日 : 2021年7月16日

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