上巻に比べ、第二次世界大戦後を扱うことで、中東のナショナリズム勃興と欧米列強の暗躍に焦点が絞られる。現代の西洋文明対イスラムの戦いというのは単なる宗教的対立などではなく、エネルギーを巡る先進国と、資源ナショナリズムを叫ぶ大衆、そしてオイルマネーに溺れるアラブ指導者たちの思惑が絡まりあっていることがわかる。
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カテゴリ:
国際政治全般
- 感想投稿日 : 2007年11月24日
- 本棚登録日 : 2007年11月24日
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