表紙のデザインが秀逸やなと思う。
結構さくっと読めるかなと思ったけど、なんというか今の世のヤバさを改めて感じることとなり、結構読むのもしんどかった。。
必ずしも小田嶋氏の言うことにすべてが賛同というわけではないけども、おおむねは筋がとおっていて真っ当だと思った。
議論の内容から一歩引いた目線からものごとを見ているトピックもあり、そういう見方ができるんだなと新しい視点に気づくことができた気もする。
安倍政権はもちろん、政治家とかメディアとか、いろんな人たちがいかに日本語を壊してきたか、そして私達がそれを許してきたか、
政治家の答弁の時間かせぎにつきあって、無駄な時間を費やしてしまったのかと思うとクラクラする。。
許したくないけど、私たちは、一体何ができるのかなあ。。「なかば諦め」的なことばがこの本にも何度か出てきていたけど、私も同じ気持ち。。諦めたらあかんのやけどね。。。
個人的には24時間バラエティ化というのはすごく思う。。むかしは芸人さんがニュース番組とかワイドショーとか出るにしてもちょっとスパイス的な感じな立ち位置だった気がするけど、いまはもうワイドショーとか芸人ばっかり。専門家の知見のある人の話が聞きたい。。まともなニュース番組はほぼない。まっとうなニュース番組を見たいよ私は。。。
わかりやすかったり、情報をゲットしやすかったり、叩きやすくてオモシロイ、そういうネタにメディアが食いつきがち。楽な方に流れていっている的な内容にはなるほどなーと思った。。この国にジャーナリズムはないんか。。。
言葉って大事やなと思う。言葉と責任。日本語、取り戻したいね。。。
- 感想投稿日 : 2021年9月26日
- 読了日 : 2021年9月26日
- 本棚登録日 : 2021年9月26日
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