図書館でぼけっと棚を眺めていたら、まるで背表紙の餃子なる文字が浮かび上がってくるように目にとまり思わず借りる。
読んでいると、不意打ちで登場する餃子の写真たちにもだえるなど。
大大大好物の餃子。
ひとえに餃子といっても、いろんなものがあって、それを通して見える歴史や景色、記憶。こんなに餃子で歴史を感じるとは。餃子とのはじめての出会いみたいなのが書かれているものもいくつかあって、深みがあった。美味しいからこんなに広く愛されるんやけども、この本はただ美味しいだけじゃなかった。な。
どの作品もみな個性があってすばらしかったけれど、とくに甲斐大策「湯気の向うに」には心打たれるものがあった。こういう話が出てくるとは思ってなかった私の認識の甘さ。うまくいえんけど。
今後の餃子人生に大きな影響を与えそう。いい本でした。読んだあと、餃子食べたすぎて餃子パーティした(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年8月13日
- 読了日 : 2020年8月13日
- 本棚登録日 : 2020年8月13日
みんなの感想をみる