99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012年3月10日発売)
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本棚登録 : 350
感想 : 45
5

少し時代が古い本(チャットが新しい技術など述べられているあたり)ではあるが、仕事における資料の見やすさや話を簡潔にまとめることの重要性を強調しているだけあって、全てのページが見開きで言いたいことをまとめてあり、視覚的にも読みやすかった。
ただ見やすいだけでなく、そのどれもが厳選された主張であった。
あと10年経ってもまだ全然“使える”ことばかり書いてあるはず。

書いてある内容はいざ活字にして読むと当たり前のことなんだけど、私の仕事してきた約10年間(2010〜2020ごろ、日系大企業&中小企業)を思い返すと意外にもできていない人は多いように感じた。
自分も昔、大学の卒業研究でパワーポイントのスライドを作った。教授や先輩のアドバイスに基づいて色やアニメーションを効果的に用いて強調したいところなど見やすい資料を作れたという自負があるが、研究室によっては見づらいことこの上ないものも沢山あった。人に見せる気あるの?もしくは誰かちゃんとチェックしたの?と言いたいようなもの。
そのおかげか仕事を始めてからも見やすいメールや議事録を作れたと思うし、日常生活にもそれは活かせている。
実際いまは専業主婦をやっているが、家庭でのチームワーク関係にある夫とのやり取りでも使えることばかり。きっとこれから子育てにも生きてくることと思う。

以下、特によかったと思う部分の見出し引用
・自信があるように振る舞う
・聞かれたことに答える
・言葉を揃える
・「とりあえず」ではなく「まず」と言ってみる
・優先順位は対面、電話、メール
・会議の趣旨を明確にする
・議事録は当日出す
・件名を工夫する
・箇条書きにする
・一貫して同じ言葉、表現を使う
・読み手の目の動きを意識する
・相手のプロフィールに興味を持つ
・ポジティブワードを使う
・優先順位を決める
・すぐやる
・一つの行動に二つ以上の目的を持たせる
・人には「動いていただく」もの
・相手が大切にしているものを知る
・任せ切る勇気を持つ
・自分のために人を育てる
・「あいつ使えない」は敗北宣言と考える
・多重人格になる

読もうかなと検討してる人は何か一つでも得るもの・反省することがあるので、必ず読むべきです。
この本をバカにしている社会人は本当に毎日毎時間全ての項目を実行できているのだろうな?(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月20日
読了日 : 2023年6月20日
本棚登録日 : 2023年6月20日

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