語り手が移動して、新しい情報や世界の膨らみが見られるかなぁと思ったのですが、あんまりそうでもなかったです。本編からの連想で書かれた番外編。本編読んで、読者がいろいろ想像を膨らませる、その想像の範囲内というところ。新規要素が少なかった……。
学校に行け、行かないの話は、もっと具体的な話や、建設的な話にもっていくことはできないのかという思いになります。勧めるほうも、勧められるほうも、抽象的なレベルでやり取りしているから、どっちにも感情移入がむつかしい。
こういう世界なんだろうって受け入れながら読むこと自体は、他の作品でもやっているし、構わない筈なんですが……この作品は、だんだんそれがつらくなってきました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年9月11日
- 読了日 : 2016年9月11日
- 本棚登録日 : 2016年8月31日
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