老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫 SF ス 17-1)

  • 早川書房 (2007年2月28日発売)
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本棚登録 : 668
感想 : 76
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 文字多めかなーと思いましたが、さくさく読めました。
 ご老人が宇宙に出てとにかくバトル。ストーリー的にも、頭からっぽにして、突っ込みどころは気軽に突っ込みながら、目の前のシーンを楽しく読んでいると終わるような本。想像がふくらむし、スケールは大きいし、こういう話は好き。
 どう考えても老人のメンタリティじゃないっていうか、皆さん完成豊かだなあとか、年齢の割りに精神がヤング。枯れた感じがほんとにないなぁと思うけど、老人要素は「既に一つの人生を終わらせている」という部分で感じればいいかという感じ。
 ブレインパルとか、スマートブラッドとか、あのへんのロマンあふれる設定が楽しいです。そこまでやって、やることはあくまで近接戦闘という。そのあたりのバランスが、どきどきしながら読める部分かも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 9 文学
感想投稿日 : 2016年9月11日
読了日 : 2016年9月11日
本棚登録日 : 2016年8月4日

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