本来の役割を奪われ、絵描きとしてのみ存在するようになった人型ロボットたちと、人間との交流。
ロボットが描く絵はたとえ抽象画だろうと一定のプログラムのもとに生み出されたもので、突き詰めればそこには意思も感情も意味もないんだけど、人間は勝手に意味を見出してしまう。なんにでも意味づけがないと耐えられないんだなぁ、人間って・・・。と思った。
ただの色にさえ、赤には赤、青には青の意味や思い出を見ようとしてしまう。面倒くさいけど、それが人間たるゆえんでもあるらしい。ストーリーはなかなか面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2015年6月11日
- 読了日 : 2015年6月
- 本棚登録日 : 2015年6月11日
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