日本国憲法第九条を改正すべきか否か、私たち一人ひとりが決断を迫られる時代が近づきつつある。だが、これまでの改正論議では、改憲・護憲派ともども、致命的に見落としてきた視点があった。立憲主義、つまり、そもそも何のための憲法かを問う視点である。本書は、立憲主義の核心にある問い-さまざまな価値観を抱く人々が平和に共存するための枠組みをどう築くかーにたちかえり、憲法と平和の関係を根底からとらえなおす試みだ。情緒論に陥りがちなこの難問を冷静に考え抜くための手がかりを鮮やかに示す。(「BOOK」データベースより)
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
法学系
- 感想投稿日 : 2012年1月18日
- 本棚登録日 : 2010年12月15日
みんなの感想をみる