国語が子どもをダメにする (中公新書ラクレ 426)

著者 :
  • 中央公論新社 (2012年8月9日発売)
3.86
  • (14)
  • (18)
  • (15)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 168
感想 : 20
4

中々衝撃的なタイトルに惹かれて読んでみました。

『国語力とは論理的思考力である。』
という福嶋氏によるそもそもの前提に、まず驚き腑に落ちました。国語は何を教えているのか?何を教わっているのか?と今まで考えてみた事もなかったので。

英語を学ぶ時には「Grammer」と「Reading」に分けられているのに国語の場合も「文法」と「文学」などに分ければいいというような意見もあり、納得しました。
小説を読んで登場人物の気持ちを考えるというようなものは、「道徳」だと。「国語」ではないと。納得です。

技術さえ教えれば誰でも論理的な文章を書けるようになるらしい。言葉というツールをいかに正確に使うかの技術を習得する。それこそが「国語」。私も子どもの頃に技術を教わりたかったです・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実用書
感想投稿日 : 2015年1月9日
読了日 : 2014年12月3日
本棚登録日 : 2014年12月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする