大脱走(スピンアウト) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101303291

感想・レビュー・書評

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  • 実話の本。
    もっと水面下で爽快なものをイメージしてたけど、中心の碓井さんの熱意が良いです。
    最後、いきなり終わったので、その後を少し知りたかったです。

  • 時折、読みたくなる経済小説。実話をベースに、さらに実名によるIHIシステム技術者たちの大量脱退劇。

  • 刺激を受けました。これ実話だそうです。
    主人公の碓井は、大企業で担当事業の撤退が決まり、80人の協力者を募り、いわゆる脱藩をした。
    本書は脱藩するまでのお話。その過程での様々なメンバーの葛藤を描いています。
    もし、自分が同じ立場であったらどうしただろうとついつい考えてしまいます。
    なかなか出来る事ではありません。
    私も大企業と言われる会社で働いてますが、いざという時どうするか、肝を据えて日々の仕事に励みたいと思いました。

  • そう言えば「スピンアウト」という言葉があったな。企業内起業、分社化、といったソフトな対応ではなく独立する。まさに勇者じゃないですか。自分には能力も才能も資本も無い。無い無い尽くしだ。

  • スピンアウトの苦労がスピード感のある展開で実感。その後を調べたら、10年後には吸収されていた。なんか残念。

  • IOIからのIT部がスピンアウトする話。

  • ベンチャーの成り立つ
    情熱で、スピンアウト

  • 大企業の大樹によるのか、自分がやりたいことに挑戦するために可能性に賭けて志を遂げるのか。

    難しいよね。

  • いつもの高杉ワールド、やっぱり面白い!文章簡潔、ストーリー明白、お世辞にも深いとは言えないのに、変わらす面白いのは凄い!だからまた読んじゃうんだよなぁ(*^_^*)

  • IHIのシステム外販部門80名が、大企業の方針転換で干されてしまい、大脱走&ベンチャーを立ち上げる話。
    面白い!仕事に対する心意気、素晴らしい。時代は感じさせるが、実名収録で読みやすい。
    もう少し干されるまでの政治的な動きがあれば、なおよかったなー。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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