志ん朝の落語 1 (ちくま文庫 こ 21-2)

制作 : 京須偕充 
  • 筑摩書房 (2003年9月1日発売)
3.82
  • (14)
  • (9)
  • (20)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 155
感想 : 11
5

落語を読む。というのもおかしなものだけれど、特に古典落語は、聴いているだけでは意味がわからない言葉が出てくる。前後の状況でだいたいわかっても、どんな字をあてるのだろう?とか、ちょっともやもやっとしたときに、これをぱらぱらとやると、即座に解決。さらに落語を聴きたくても、聴くすべがないとき、これを読むと、志ん朝さんの声なり、映像がたちまち現れて、自分だけの高座のできあがり。という誠に便利なすぐれもの。本当に息づかいまで聞こえてきそうなほどの、細かい言葉遣いの記述に感心。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 落語の本
感想投稿日 : 2008年9月4日
読了日 : 2008年9月4日
本棚登録日 : 2008年9月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする