江戸で、一膳めし屋を商う若い女主人。
高田郁のみおつくしシリーズを思い起こさせる。
季節の食材を入れたタイトルの話が4話、ちょっとした事件というか問題が起きて、それがタイトルの食材を盛り込みうまく一話完結という形になっている。
女主人と店の奉公人、店の常連客、それらを取り巻く人々・・・
みおつくしと違うところは、主人公や、周りの人々に悲しい過去や因縁めいた深い事情がないところ。
ただただ、おいしいものを食べてもらいたいという気持ちは同じだが、深い事情がないこちらは、ストーリーに深みがないというか、一話が終わったら完結なので、次に話が続かず全体の流れが途切れてしまう。
シリーズであるらしいが、何か惹きつけるものはあるかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代物
- 感想投稿日 : 2022年2月17日
- 読了日 : 2022年2月17日
- 本棚登録日 : 2022年2月17日
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