元医者で、現在は宮司を務める筆者による、神道からみる生き方の短編エッセイ集。
日本人が失いかけている誇りや伝統、神道から生まれた日本人の生活に言及し、再びそれを取り戻そうという願いが書かれている。
元医者という経歴の方がこのような境地に立って書かれていることがまず驚き。
心に響くような節もあり、日本人としてのアイデンティティを再認識させてくれる個所もある。
ただ、全体としては理屈よりも心や血に訴えているような文章なので、響く人と、単なる説法集のように感じて退屈する人に二分するだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人・人間
- 感想投稿日 : 2010年12月11日
- 読了日 : 2010年12月11日
- 本棚登録日 : 2010年12月11日
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