哀しい予感 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1991年9月25日発売)
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弥生とおばさんは、事故現場である恐山に行き、
やっと、何かがひとつ終わった。
誰しも多かれ少なかれ、過去の悲しい出来事や、後悔はあると思うが、弥生とおばさんがやっと清算できて良かった。
弥生とおばさん程の辛い出来事ではないかもしれないが、私も過去にあった事を思い出し、どうしようもないのに頭を悩ませ、気分が落ち込むことが多々ある。
私の場合はもう99%清算できないが、その出来事が故に失ったものと、得たものがある。
せめて得たものを大事にして生きていきたいと、読み終わった後に強く思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月6日
読了日 : 2024年2月6日
本棚登録日 : 2024年2月6日

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