陰陽師 瀧夜叉姫 下 (文春文庫 ゆ 2-18)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年9月3日発売)
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感想 : 99
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「この桜が桜であるが如くに、俺も俺でありたいものだなあ」

相変わらず博雅は良い漢だ。

陰陽師の良い点でもあり悪い点でもあるのは
ミステリー仕立て(論理性を要する)でありながら、伝奇ものであるために
時として事件の真相に拍子抜けしてしまうところ。
さああの不思議をどう説明するんだ、という部分で超常現象を使われてしまうと
勝手に期待しておいてなんだけれど消化不良を起こしてしまう。
だけれどその掴めなさ、霧のような雰囲気が陰陽師という作品なのですよね。
それは可でも不可でもない。優と良という訳でもない←

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感想投稿日 : 2008年10月11日
本棚登録日 : 2008年10月11日

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