マロリーのカメラをめぐってのカトマンドゥの暗黒社会の顔役との駆け引きという展開から、冒険サスペンス小説かと思わせ、プロローグと違う…と失望しかけたのだが、ページを追うのがもどかしくなって、猛スピードで最後まで読み、
気を落ち着けてもう一回下巻をゆっくりと読み返した。
すごいものを読んでしまったような気がする。
夢枕獏は『陰陽師』シリーズを読んでいるが、そこにちらつく自意識過剰さが『神々・・』では最良の方向に表れたと感じる。
ただ一つ悔やまれるのは、マロリーの遺体が発見される前に読んでみたかった!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
フィクション
- 感想投稿日 : 2016年1月17日
- 読了日 : 2016年1月15日
- 本棚登録日 : 2016年1月15日
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