茗荷谷の猫

著者 :
  • 平凡社 (2008年9月6日発売)
3.56
  • (33)
  • (81)
  • (74)
  • (19)
  • (5)
本棚登録 : 430
感想 : 116
5

東京を舞台にした連作短編集。江戸時代の話かな…と思って読み始めたら、次の短編では明治時代になっており…なるほど少しずつ時がたっていることに気がつく。妖怪めいたものが出て怪しい話もあれば、戦後の闇市で生きる青年たちの闇だったり、地方から上京した母をもてなそうとして互いに上手くいかない母娘など。つい泣いてしまうような話もある。一つ一つテイストが違うので飽きずに読むことができたし、登場人物や場所に不思議なつながりもあって楽しめた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年5月13日
読了日 : 2022年5月13日
本棚登録日 : 2022年5月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする