妖怪アパートの幽雅な日常 9 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2013年11月15日発売)
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本棚登録 : 1326
感想 : 85
4

ようやく9巻。
でるのまってたー。
8巻まではとんとんとんってでてた気がするんだが・・・・。
表紙がいつも通りでよかった。
マンガイラスト好きだけど、文庫の表紙はこっちの方が好き。

あいもかわらず、まっすぐなメッセージがバンバン伝わってきます。
そこがいいとこでもあるし、ちょっと鼻白むとこでもある。
素直に読みたいんだけど、ちょっとひっかかってしまう自分が哀しい。
アパートの住人や千晶センセイのひとことひとことは、
ホンっとその通りで、いやーいいことゆーねーっと思うんだけど、
例えば長谷の学校の文化祭にきている女の子たちをバッサリと切って捨ててる描写とか、そーゆーなんていえばいいのかなあ、
自分たちとは違うものに対する容赦なさ、とゆーか、
いや、分かるんだよ、感覚的には分かるんだけど、
どーも飲み込めない部分がどーしても、ある。
うーん、こりゃー富樫根性かなあ?
いかんいかん。
田代ちゃんの前向きさを見習わねばっ!

アパートでのみんなの宴会シーンはメッチャ好きなんだなー。
おいしい、ほんっとーーーーっにおいしそうなご馳走の数々。
いやーるり子さん、マジ、家に来て欲しいっす!!
つーか、香月先生、なんておいしそうな描写なのかしらっ。
秋の恵みいっぱいの食卓にしろ、色鮮やかなお弁当にしろ
豪勢なクリスマスディナーにしろ、もう目の前に現れちゃって現れちゃって、食べられないのが悲しすぎるわあ。
うう、いいなあ。
あ、そして相変わらずクリちゃんがかわいい。


しっかし千晶先生の白ラン・・・・・。
いやーマジそのイラスト売ってください、田代さま。
にしても、BL萌え全開だが、いいのだろうか?まあ、私は好きなんで、
きっと田代ちゃんたちの会話に乗れる自信がメッチャあるのだが、
作品としてこのノリはおっけーなのか?
彼女たちのノリのまんま現実世界で生まれている作品の数々があるであろうことは
簡単に予想できるんだが、それは本を出す方も分かってやってるって
ことでいいんだろうか?
うーん。ま、どっちでもいいんだが、
そーゆーの受け付けない人にはイヤかもなあ。
でも自分たちの依頼を受けてくれた千晶先生のためにも
問題は絶対起こさない!!っと文化祭を乗り切った彼女たちはカッコイイよ。

さて、たしかこれは10巻完結なんだよな?
メッチャなんかありそうなとこで終わったがなんなんだろう??
長谷の身になにが?
いやー10巻たのしみ楽しみ。
あ、そーいや外伝もあるんだよな、なんか題名にラスベガスってついてたが、
すると、千晶先生の若かりし頃の冒険(?)譚って奴なのかしら。
いやーこっちも楽しみ楽しみ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2013年9・10・11月読んだ本
感想投稿日 : 2013年11月21日
読了日 : 2013年11月21日
本棚登録日 : 2013年11月21日

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