アンソロジーの一番最初の作品は非常に重要だと思う。
それによってこの本が面白いか否かが決まる場合もある。
その意味でこの本の冒頭の平松さんの文は素晴らしい!餃子の美味しさと昔の映画の雰囲気がぴったりあって、プハーっと生ビールを飲みたくなった。
特にビール、好きじゃないんだけど…。
おいしい店紹介にもなっててめっちゃ行きたいーーっとなったりもする。
中国では水餃子が普通なのだというのは大学の時中国の留学生に教えてもらった、水餃子のおいしさを知ったのもその時だったかもしれない。
あのもちっとした食感は感動だったなあ。
美味しい、美味しい、で楽しく読んでたが、餃子がどこからきたのか、で満州との話が多くあって、今や国民的人気の餃子の向こうに戦争という歴史を感じる世代もあったんだなあっと思ったりもする。
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カテゴリ:
2019年9月10月読んだ本
- 感想投稿日 : 2019年10月2日
- 本棚登録日 : 2019年10月2日
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