作中名言「面白くなってきやがった。」最強のアニメ映画だと思います。好きな映画トップ3には絶対入ります。男のロマンと、遊び心と、バイタリティーと、アホさと、感動と、熱さと、映画の醍醐味がすべて詰まっています。
きちきちに詰め込んだストーリーの中で一番最初の無意味なドライブのシーンから、銃撃戦になった瞬間、次元の「面白くなってきやがった」で幕が開ける。このシーンが秀逸。平穏な暮らしなんて面白くない。刺激や、命をはってこそ、男の面白みだ。あの無意味な時間とのギャップを見せるのが宮崎駿の凄さだと思う。
日常の中で欲しい物は手に入り、見たい物はパソコンで観れ、なんでもかんでも欲望が叶う世間の中で、泥棒というカテゴリーで、宮崎駿が盗んだ物とは?
きっと、男はこれを一番欲する。だが面白みやロマンのために、これを捨てて生きるのが真の男なのかもしれない。
面白く、深い。観てて全く飽きない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
邦画アニメ
- 感想投稿日 : 2012年3月22日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年3月6日
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