ホテルの一室で殺されたヤクザ
組の幹部で、殺されて当然な男を中心に登場人物は集まってくる
最後まで、この男の亡霊から逃げられない
抗争かと思われたこの殺人は、登場人物たちの過去を暴き、複雑に絡み合ってくる
その組の企業舎弟である会社の社長であり、、男の愛人でもあった山内
そして、警察の中で、ノンキャリアで警部になった、天才といわれる麻生
この二人のやり取りがけっこう可愛かったりするw
昼ドラ並にドロドロでいびつな愛憎劇を繰り広げているようで、人を心から愛して、だからこそどうしていいか分からず憎んでしまったり、嫉妬に駆られたりする登場人物たち
その心の葛藤や、動きが事件をきっかけに露になっていく
上下巻とも、巻末についてるサイドストーリーも良い感じ
とりあえず、今週の寝不足に一役買ってくれました
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年5月17日
- 読了日 : 2006年10月28日
- 本棚登録日 : 2006年10月28日
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