どんな罪や責任も無効化してくれるCFという企業を取り巻く人々の話。もちろんフィクションなのだが、責任問題を有耶無耶にできる存在があれば、生活がどれだけ楽になるだろうかと思いながら一気に読んでしまった。
責任や罪悪感は物質として存在せず、我々が信じているからこそ存在している。サピエンス全史でも虚構を信じる力が人類の繁栄に繋がったと述べられているが、逆に言うと、どんなストーリーでも信じる国民がいれば、程々の幸せを享受できると想った
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月7日
- 読了日 : 2023年1月7日
- 本棚登録日 : 2023年1月7日
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