農耕社会の成立〈シリーズ 日本古代史 1〉 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2010年10月21日発売)
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<目次>
はじめに  三つの道筋から日本列島を見る
第1章   発掘された縄文文化
第2章   弥生時代へ~稲作のはじまり
第3章   弥生社会の成長~地域ごとの動き
第4章   弥生文化を取り巻く世界
第5章   生まれいづる「クニ」
おわりに  「弥生時代」を問い直す

<内容>
考古の時代をまとめたもの。旧石器は例の偽造問題からあっさりと書かれ、専門の弥生時代を詳述する。現在では弥生時代の定義も変わり、西日本と東日本でかなり弥生に入る時期が違うし、弥生時代は渡来人系が作ったわけでもない。そして、縄文文化がすべて弥生文化になったわけでもない(併存している)。また青銅器の地域差は大きく分けて、九州中心の銅戈・銅矛系と近畿中心の銅鐸系に分かれる。あたりかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2017年3月7日
読了日 : 2017年3月6日
本棚登録日 : 2017年2月26日

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