<目次>
はじめに 「新素材」が歴史を動かす
第1章 人類史を駆動した黄金の輝き~金
第2章 一万年を生きた材料~陶磁器
第3章 動物が生み出した最高傑作~コラーゲン
第4章 文明を作った材料の王~鉄
第5章 文化を伝播するメディアの王者~紙(セルロース)
第6章 多彩な顔を持つ千両役者~炭酸カルシウム
第7章 帝国を紡ぎだした材料~絹(フィブロイン)
第8章 世界を縮めた物質~ゴム(ポリイソプレン)
第9章 イノベーションを加速させる材料~磁石
第10章 「軽い金属」の奇跡~アルミニウム
第11章 変幻自在の万能材料~プラスチック
第12章 無機世界の旗頭~シリコン
終章 AIが左右する「材料科学」競争のゆくえ
<内容>
佐藤健一郎の科学史のシリーズ。これは「材料化学」の世界。「素材」をクローズアップしたもの。周期律表の秘密(縦系列は性質が似ている)とか、地球には鉄よりもアルミのほうが多く存在している(それも倍近く)とか、雑学的な話も面白い。こうした物質が世界史を動かしていたことは、とても興味深いものだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2021年9月11日
- 読了日 : 2021年9月11日
- 本棚登録日 : 2021年8月16日
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